もはや京都が懐かしい。
さんざんなどたばた劇を演じながら、京の都からなんとか江戸は田舎町のお城に引っ越すことができました。1週間前のことです。
いや本当にもう!どうなることかと思いました。
引越前の数日間はほぼ不眠不休なうえに、毎日重いものをつくったり運んだりする重労働の繰り返しで、過労で倒れるのではないかと思いました。
そんなこんなで京都を発つ日。最後は部屋中のごみをスーツケースに詰め込んで、午前中の退室立ち会いにぎりぎり間に合わせたあと、8年暮らした町を一頻(ひとしき)り歩き回りお別れを。そして昼の高速バス乗り場へ行くと、友だちがあたくしより先に到着していて、ぶんぶんと手を振っていました。本当に見送りに来た!
「いやあ、てっきり来られんと思うてたわ。ありがとう!」
「いやあ、間におうた。会えてよかった。これ差し入れのパン買うて来たし、食べて」
そこでいつもどおりの他愛のなーい話をして、「ほんならまたね」「また遊ぼ」と言って互いの手をぎゅうぎゅうと握りあってお別れ。いろんな思い出が去来しておセンチになったのもつかの間、バスに乗り込んですぐに(昼間から)ビールをがぶ飲みして爆睡。
22時過ぎに東京駅着。恥ずかしながら帰って参りました東京に、ちょっぴり横井庄一さん気分です(言うことがとことん昭和的)。そこから大手町まで歩き、東西線に乗り高田馬場に出てホテルにお泊まり。
さて翌日、むくみまくった顔でローカル線に乗り、新しい城へ向かいます(疲れてよれよれよろよろなのを、ほとんど気力で歩きました)。鍵を受け取り、“Here at last!”。
入居日は妹が掃除の、搬入日には友だちが荷ほどきの手伝いに来てくれました。が、リノベしたばかりのわが城は掃除するところもなく、搬入は引越屋さんが予定より遅れて友だちが帰る頃にやっと到着し、誰も何も手伝えないまま城を覗いただけで帰ったのでした。何よりあたくしが疲労困憊(ひろうこんぱい)で頭が働かず、適当な指示ができませんでした。忙しいなかせっかく来てくれたのに申し訳なかったー! ご飯を食べただけやったね、ごめんね。
そうして荷づくりの悪夢は荷ほどきの悪夢へと続きます。なかなか段ボールが減りません。仕事場だけでも何とかしなければ。まあ締め切りもないことですし、のんびりやります。
それにしても田舎に越してきたものです。電車で新宿、大手町に近いのはいいとして、城の最寄り駅からが徒歩15分と遠い。その分、安く広く住めるわけですが。人気(ひとけ)のない真っ暗な夜道を、呼子笛を胸にぶら下げて自転車で疾走する日々です。
この町の魅力は、自転車で多摩湖(ダム湖)に行けるところ。あたくしは湖に続くこのすてきなお城を、(プチ・トリアノン宮殿で田園の風情を楽しんだ)マリー・アントワネットに倣(なら)い、「プチ・タマコノン宮殿」と名づけました。プチとノンしか合っとらんがな。
旅の続きがプチ・タマコノン暮らしで。この町にいつまで住むでしょう。とりあえず、お姫さまの冒険はまだまだ続きそうです。
なんか文章ひどいけど、アップしちゃう。本格的な始動は来週から。もう少し待っていてね。
↓大きなぼんぼり飾って、アルパカのマットを敷きました。
