若いときのクロエは買ってでも履け、という。いや誰が。と、その前に若くなかった(うっ)。
京都に暮らしていた頃、古着市で手にいれたミスクロエ(miss chloe)の新古品ハイヒール。ちなみに同ブランドはシーバイクロエ(see by chloe)の前身で、現在は販売終了しています。
5㎝いや8㎝かな、ヒールは高いのですが、長い時間、履いていても全然疲れません。歩いていてよろけることもありません。自転車に乗るときにペダルへのおさまりが悪い程度かな。
ところで京都はさすが着倒れの街とばかりに、古着屋でずいぶんと色々な服や靴を安く買うことができました。店主は細かいことを気にしないのか、いつも持ってけドロボー!状態で、この靴も、ミラショーン(mila schon)の新品靴なんかも税込み108円でした。値段なんか言わなきゃわからん、すてきに良いものは良いのです。
さて、あたくしはこれから小さな子どもたちを集めたクリスマスパーティにお出掛けです。わが妹が企画するもの(ほほ慈善事業)で、昨年に引き続き今年もささやかにお手伝い。
思えば昨年は遠路はるばる京都から泊まりがけで現地に入ったのでした。遠いわ荷物が多いわで靴のヒールもぺったんこだったものです。
「そうか、あたくしはもう新幹線にも高速バスにも乗らなくていいのだなあ。重い荷物も持たなくていいのだなあ」
休日朝でも立ちっぱなしの満員電車で雑多な人びとのなかに埋もれながら、そんな思いをしみじみと噛み締めています。
東京に戻ってきて5か月ほど。明け方まで飲んでちょっと寝て、起きて走って、満員電車で人の足を踏まないように気をつけて、そうしてサンタになったあたくしは子どもたちの笑顔に出会うのでしょう。
