インテリアって難しいのよサンタマリア。
長年「住めりゃいいわ」で狭い部屋に暮らしてきたあたくし。この夏、広いところに越したものの、いざ部屋づくりとなると、何をどうしていいかわかりません。
最初はモダンシックを目指しました。要はマンションのモデルルームみたいな部屋、あれです。いやすぐに頓挫。だってつまらないのだもの。そうしてポップカラーをそこかしこに置き始める。いや極端。
妹に相談したところ、
「“7歳女児が憧れる部屋”を目指してみるといいよ」
と言われたのは前にも書いたとおり。なるほどすてき。ベビー&キッズコーナにはすてきにかわいらしいものがあふれています。暇を見て回ってはコツコツとグッズを集めたのでした。
が、それもいまひとつ。かわいいはいいのですが、ただ物が増えるばかり。どんどん統一感がなくなります。ごちゃっごちゃっ、と音の聞こえそうな空間になってしまいました。
家具選びでもつまずきます。カフェ(ダイニング)テーブルがほしい。寝覚めのコーヒーを優雅に飲むの、たまにトーストを添えてね。お店でぴったりのを見つけました。白の木目がすてきです。でも本当に必要か? 独身の友だちに相談したら「そんな高級家具は要らん」。そうよねえ。やめるわ。
そうしてちゃぶ台で飲む。酒もコーヒーもちゃぶ台で飲むのさ、あたくしは! するとちゃぶ台周りにも物が増えていき、それもだんだん床に直置きになって「室内露店商」状態アゲン。うそーん。
まあ住めりゃあいいんですけど(ここで元に戻るのか!?)。
はてさてなんでだろう。とここでようやく思い当たったのが(怠け者でちゃんと考えないのがいちばんの理由ですが)、
「色」っ!
色味です! ベースとなる色をきちんと定めていなかった。いや遅っ! これがダメの原因だ!
床がナチュラルオーク、壁がアイボリー&ベージュ。この色に引きずられて、調度品を茶系、白系して統一感を出さねばと変に息苦しくなっていたのですね。むろん床壁に色を合わせれば美しいのですが、乙女女児を目指すあたくしのこころはそうじゃないのだな。
そこで再度、7歳女児モードに。7歳+αのαがいかんせん大きすぎてなかなかその気持ちになれないのですが、遠い昔の自分を思い出す。いや遠すぎて思い出せない。そもそも昭和でおしゃれじゃないじゃんね(母親のつくるお弁当が海苔や煮物、鰹節に醤油で妙に茶色い時代です。アルマイトの弁当箱を新聞紙でくるんだわね!)。
いまの子はどんななの!
本を見たりネットを見たり。いややっぱり売り場か! 自転車で片道1時間の道のりを通いつめ、出した結論は「乙女の3色づかい」。
「桃色、白色、灰色のセットでコーディネートしよう!」
決まると早い。あれもこれも必要と手が伸びます。「30%引き」の札付きで端に追いやられていたシュナウザー(灰色の犬)のぬいぐるみまで買うしまつ。いやいいのだ。安いから。すてきだから。ああ年末は物入りです。
自転車に乗せられないのだけが難(曲芸でも難しそうな量です。というか細くて車の多い道を1時間乗るのは、自分ひとりでも危険)。しまつやなもので送料をケチりたくてたまらないのですが、ぐっとこらえて送る設定に。
届くのを待つー。 早くーはわくわくー。
年末の大掃除を兼ねて部屋づくりする予定です。大変そうですが、残り2週間ほどでやって来る(えっ!)新年をすがすがしく迎えることにいたしましょう!
久々だらだら書き失礼。
↓7歳女児の台所。
