胸下まである長ったらしい髪の毛を突然切りたくなりました。しかし、すでに夜のとばりは下りている。開いている店も当然ありません。
明日まで待つか。
いいや、自分で切ってしまいましょう!
以前、本業は美容学校の生徒という飲み屋のおねえさんが「それだけ髪が長ければ自分で切れますよ。もし失敗しても目立ちません」と言ったのを受け、たまに自分で切っていたのです。
白いタートルネックのシャツを着て、胸上に色のついたヒモをまっすぐに結びます。このラインにそってハサミを入れるだけです。ざくりざくり。
が、どうしたことでしょう。うまく切れません。毛先がどうにもそろいません。もう少しこっちを切り、もう少しこっちを切りとやっているうちに髪はふぞろいのままにどんどん短くなってとうとう鎖骨の高さに!
「まずい! これ以上切り続けたら、民芸品のこけしみたいになってしまう!」
さて翌日、ふぞろいの髪を振り乱して近所の某1000円ヘアカットへ駆け込むあたくしです(現在は税込みで1200円)。
「いやあ、自分で切ったらおかしくなっちゃってえ」と面白おかしく話したつもりが店員さんはくすりともせず「これはこれは」とうなずくとシャンシャン音をさせて毛先を切っていったのでした。
こんなに短くしたのは久しぶりではないかしら。すっかり軽やかになりましたのよ。ただ、何かに似ている。どこかで見た気がする。なんだったか。
あー。
人気ゲーム「とびだせ どうぶつの森」に出てくるキャラクタ、しずえさんです! ほんとう、こんな感じです。あなたが村長になるなら何をおいても助ける覚悟です(笑)。
